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精神世界とは?

精神世界(せいしんせかい)は、たま出版の創業者である瓜谷侑広により日本で広まった物質世界の対義語で、目で見え手で触れることのできる物質世界と、精神・心のみで構成された世界が、重なり合って存在し、相互に影響を与え合うとする仮定による物心二元論に基づく世界観

例えば、人間は、肉体は物質世界に、心は精神世界に属し、両者ともにアクセスできるとする。

宗教哲学神話民間信仰などでは、多様な精神世界論が語られ、霊界や神々の世界や魔界が存在する世界論や、絶対的な他者である唯一の創造神と被造物で成り立つとする世界論、あるいは全てはひとつの神でありこの世は仮の姿と観る世界論、一切は空とする世界論、アニミズム、汎神論、人格神、非人格神など、実に様々な観点の世界論が言われている。単に見えない世界の存在を主張するだけでなく、その内部は秩序性、階層性、多重構造性などの多元性があるとする見方や、本質的には一元で多元と見えるのは仮とする見方なども存在し一様ではない。精神世界で取り上げられる世界観では、見えない世界との交流により何らかの体験をすることで、精神の変革を期待しようとする傾向がみられる。出版界では、ニューエイジの流行にともない、宗教や哲学とは異なったカテゴリとして精神世界というジャンルが確立されている。「精神世界の本」コーナーは1980年前後に各書店に設けられ、ニューエイジ、ニューサイエンス、瞑想ヨーガ仙道神秘主義からUFOコンタクトや心霊チャネリング関連、古代偽史疑似科学などの本が並び、場合によってはユングなどの心理学鍼灸などの東洋医学関連の本も置かれている場合がある。一般的には精神世界はオカルトというカテゴリーの一部あるいはオカルトと同義語と見られることが多い。

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